シワクシケアリの採集

姪夫婦が東京からやって来ました。

旦那の拓くんは AntRoom(アントルーム) の管理人をしております。


貸してあげた合羽を羽織り、まるで”テルテル坊主”のような格好で森の中を歩き周り朽木を探していました。


彼のお目当ては朽木を住処にしているシワクシケアリです。


「アリすべてが地中で暮らしている訳じゃないんですよ~」と教えられました。

アリ捕り


腐りかけた木の中にシワクシケアリがいるか調べて・・・

ビンゴ~!! クシケアリのコロニーが見つかりました!


アリ捕り


「シワクシケアリのコロニーでは何匹もの女王アリが一緒に生活しているですよ~」とまた教えられました。

シワクシケアリの巣

朽木をたたいたり・・・

アリ捕り

フルイを使ってアリたちを採集箱に入れていきます。

アリ捕り

一時間の森歩きでシワクシケアリ4群を採集できました。

アリ捕り


採集したアリたちは家に持ち帰り、ゴマシジミと言うシジミチョウの飼育に一役買われます。


ここからは拓くんの説明:

ゴマシジミは北海道から九州まで広く分布していますが、生息数は各地で減少し、すでに絶滅した地域も数多くあります。

ゴマシジミはワレモコウの花に卵を産み、孵化した幼虫はその花を食べて成長します。そして少し大きくなった幼虫はワレモコウの花を出て地上に降りてシワクシケアリの巣に進入します。

地上で運よくシワクシケアリに出会ったゴマシジミは、お尻にある蜜線からアリが好む甘露の雫を出します。
シワクシケアリとボマシジミの幼虫
《お尻の蜜線から甘露の雫を出すゴマシジミの幼虫とそれをなめるシワクシケアリ 写真提供 AntRoom》


すると、シワクシケアリは甘露を舐めた後に、ゴマシジミの体をやさしくアゴでくわえ巣に運び込みます。

巣に進入することに成功したゴマシジミは、シワクシケアリの幼虫を食べて成長します。

アリたちは、自分たちの幼虫が食べられていることには、まったく気づかずにゴマシジミを受け入れてしまいます。

シワクシケアリとゴマシジミの幼虫
《飼育下のゴマシジミの幼虫とシワクシケアリ 写真提供 AntRoom》


このように説明すると、ゴマシジミは楽に生きているように思えますが、実はシワクシケアリの巣に進入するのがとても大変です。

地上には数十種類のアリがおり、シワクシケアリ以外のアリはゴマシジミの幼虫を巣に運ぶことは無く、しかもアリに食べられる危険があります。

シワクシケアリの巣に進入できるのは、ごく僅かな幸運なゴマシジミだけです。

ゴマシジミは早急な保護が必要な蝶です。

そのためには養殖なども必要となりますが、ゴマシジミを飼育下でアリの巣に入れ成虫まで育てることは今まで誰も成功していませんでしたが・・・

去年、AntRoomにおいてついに飼育下でゴマシジミの成虫を育てることに成功しました!!

今後はさらに飼育技術を確立させ、日本全国で絶滅に近づいているゴマシジミの保護ができればと考えています。

ゴマシジミ
《飼育下で誕生したゴマシジミの成虫 写真提供 AntRoom》

アリに興味を持たれた方はAntRoom(アントルーム) のホームページをご覧ください。

アリの飼育キット(蟻マシーン)も販売中です!!



「ゴマシジミも大変なんだナ」と思った方【ログハウス】【薪ストーブ暮らし】にポチよろしくお願いします。
にほんブログ村 住まいブログ ログハウスへ
にほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 薪ストーブ暮らしへ
にほんブログ村

ログハウスに似合うインテリアをお探しならペーターランドにお任せください。
会員登録を先に済ませていただくと、ご購入時に5%の割引特典が受けられます。

スポンサーサイト
[ 2011/08/30 19:23 ] アリ | TB(0) | CM(0)

アリを捕まえに

「アリを捕まえにこれから望月へ行きます・・」というメールから一時間後、我が家に姪夫婦がやって来た。どうやら〈ゴマシジミチョウ〉の幼虫の餌になる〈シワクシアリ〉を見つけに来たらしい。旦那の拓くんの話によると、標高の高い場所に分布するシワクシケアリは、望月の森にたくさん生息しているのだそうだ。自然界ではゴマシジミはシワクシケアリと共棲し、アリの幼虫を餌に成長する賢い蝶なのだが、人工飼育ではアリがチョウを攻撃し逆に食べてしまうため、今までチョウの研究者でさえゴマシジミの人口飼育に成功した者はいないそうだ。ところが、先日望月で採取したシワクシケアリの中にゴマシジミの幼虫を入れたところ、アリに攻撃されることなくアリの幼虫を食べたそうで、『日本初!』のゴマシジミの人口飼育に成功したと言う。しかも、研究者ではない人間がである・・・スゴイ!!

アリ1

朽木の下をめくると、体長5ミリくらいの胴長のシワクシケアリがウジャウジャと姿を見せた。手で取れないアリは捕獲チューブを掃除機のように使い、口から素早く吸い込んで採取していく。さすがプロである
アリ2

30分で4箇所のシワクシケアリのコロニーを発見、それぞれのコロニーごとにアリたちを容器に分類し捕獲した。別のコロニーのアリを一緒の容器に入れると殺し合いをするらしい
アリ3

に興味のある方はAntRoom(アントルーム)のホームページをご覧ください
http://www.antroom.jp/


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 薪ストーブ暮らしへ
にほんブログ村 
[ 2010/10/18 06:49 ] アリ | TB(0) | CM(0)